Ice Bucket Challengeの意味

ほとんどの方が、もうご存知だと思いますが説明を。

アイス バケツ チャレンジ

ALSという難病の認知度を上げるためのキャンペーン。SNSで「バトン」が回ってきた人は、100ドルをALS協会に寄付するか、氷水を頭からかぶるかのどちらかを選択しなければいけない(氷水を被った人からもALS協会へ多くの寄付が送られている)。

この運動は全米で大きな反響を呼び、FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ、マイクロソフトの元会長ビル・ゲイツなど各界の著名人も積極的にこの運動に関わっている。

そもそもなぜ氷水をかぶる事がALSの認知度をあげることになるのか?

ALSとは筋萎縮性側索硬化症という難病で、

神経を侵して体を麻痺させる病気のため、

氷水で冷やす事によって病気にかかった人達の気持ちを理解しよう。

という意図があるらしい。

ちなみにまだ有効な治療法は見つかっておらず、

最終的に死に至る病気です。

ここからは僕が思う事を書きます。

実際にこの活動が広まり、こうやって話題になることでALSの認知度や寄付金が集まっているという事実があります。

そういった意味ではこのプロジェクトは成功なんだと思います。

(まぁ一種の慈善活動をプロジェクトと言っていいのかはわかりませんが・・・)

ただ全体の割合をみれば、

《氷水で体を冷やす事によって病気にかかった人達の気持ちを理解しよう》



この意味を考え理解して、かぶっている人は少ないと思います。

ニュースでこの活動を知り、調べ、いろんな方の動画を見たときに思ったのは、

みんなが氷水をかぶったあとに、

「キャー」

「アハハハハハ」

などただ遊んでるようにしか見えませんでした。

とある有名な着ぐるみもこのチャレンジをしていました。

これはもう意味が変わってくるんじゃないか?

むしろ病気にかかった人をバカにしているんじゃないか?

僕はそう思いました。

この運動に批判的な声もあります。



  1. 著名人のPRになっているのではないか


  2. 悪ふざけをしているように見える


  3. 氷水をかぶる理由が分からない


  4. 自分がやった後3名を指定するというのがチェーンメールっぽい(強制されている)


  5. 氷水をかぶらず寄付だけすればいい


  6. 氷水を作るための氷を買うのがもったいない(その分寄付した方がいい)


  7. 肝心のALSについて理解が深まっていると言えない(一時的なブームで終わってしまうのではないか)


  8. ALS患者がだしに使われている




主要な批判は、1・4・7・8ですかね。もはやALSについてはどうでもよく、偽善になっているのではないか。



一部のニュースで各界の著名人、有名人が氷をかぶる姿を公開していましたが、

肝心の病気のことに関してのニュースは少しも放送されていませんでした。

大きな活動に賛否両論はつきものです。

僕は一部は賛成、一部は反対です。

このニュースが出るまで僕もALSという病気を知りませんでした。

認知度や寄付金がたくさん集まったという事実には賛成します。

しかし意味を理解せず、ただ好き勝手言って、氷水かぶってキャーキャー言って、

次の人を指名して、ALSを知ろうともせず、寄付先すら分かっていない人達には大反対です。

見ていて悲しくなります。

これでは以前に書いた「ファイヤーチャレンジ」をする若者達となんら変わりはありません

この活動に参加する人は、面白半分ではなくしっかり病気を理解してから行なってもらいたいです。

ALSに有効な治療法が見つかり、患者の方達が1日でも早く治りますように。。。

寄付先(日本ALS協会)



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