連日ニュースで放送されているデング熱。
速報で言ってましたが、代々木公園だけでなく、新宿中央公園や金沢区の海の公園でも感染した可能性もあるそうです。
感染者は少しずつ増え続けています。
デング熱とは、蚊の一種「ネッタイシマカ」や「ヒトスジシマカ」からデングウイルスが媒介されることで発症する急性の熱性感染症です。
感染した場合は突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹などの症状が現れます。体内からウイルスが消失すると症状もなくなり、予後は比較的良好だそう。
過去の記録によれば海外旅行者が国外で感染されたこともあるそうです。
ではなぜ今デング熱がここまで騒がれているんでしょうか?
個人的に気になったので、早速調べてみました!!
1、国内感染が70年振り
先も述べたように国外での感染はありましたが、国内での発症例は過去70年以上確認されていませんでした。
やはり「国内」で感染したという事実が問題を大きくしている要因の1部だと思います。
2、予防ワクチンが存在しない
どんなに恐ろしい病気でも、予防ワクチンがあればいくらか安心出来ます。
例えば私たちがインフルエンザに掛かっても重症化しない理由は、事前に予防ワクチンが摂取できるからです。
しかしデング熱には未だに認可された予防ワクチンが存在しないため、危険なのです。
3、デング熱ウイルスは2回目以降が怖い
デング熱ウイルスは
DEN-1、DEN-2、DEN-3、DEN-4の4タイプがあります。
今回感染した人たちの全てが「
DEN-1」と言われる種類に感染しています。
デング熱自体の致死率は5%と低いのですが、実はこのウィルス、2回目以降の感染が恐ろしいのです。一度デング熱に感染したあとにもう一度(特に別のタイプに)感染すると、致死率が15%にまで跳ね上がるそうです。15%と聞くと無視できない怖さですよね。それでは対処法はないのか?
ワクチンがないとはいえ、デング熱はヒトからヒトに直接感染はせず、
分かっている感染ルートは「蚊に刺される」ということ。
で、あれば対処法はあります。
公園など蚊が存在している可能性が高いところはなるべく避け、
外に出かける時は虫除けスプレーを携帯する。
他にも考え予防する方法は考えたぶんだけあると思います。
幸い、僕はまだ感染していないのでしっかり予防しようと思います。
皆さんも人ごとだと思わず、しっかり予防してくださいね。
70年間に渡り、日本で発症されなかった今回のデング熱ウイルス感染問題。
この問題から私達も学ぶことがあるはずだと思います。
平成24年の訪日外国人旅行者数は約836万人。
あと6年後に行なわれる2020年の東京オリンピック開催をピークに、さらに外国人観光客が日本を訪れることになります。
そうした近い将来を考えて今回の問題で学ばなければいけないことは、外国から持ち込まれる感染病への対策だと思います。
他国で起きている問題を、他人事だと思わず自国のことと考え、
感染症に関する知識、デング熱に対する知識も、一人ひとりが知っておくことが大切だと思います。