それはいきなりの出来事だった。
透き通っていた視界が、少しずつ曇っていき文字やモノがハッキリ見えなくなってきた。
巳碧は焦り何度も周りを見渡した。
一体原因はなんなのだろうか・・・
極度の不安が巳碧を襲う。
最近行なった事に何か原因があったのだあろうか・・・
もしかして原因不明の病にかかったのではないだろうか・・・
不安が消えないまま巳碧は仕事へ向かう。
仕事を無事に終えたあとも、原因不明に現象を襲われる。
しかしここでふとある事に気がつく。
仕事中はこの現象には襲われなかったのである。
帰宅してから発症するのである。
もしかして家に置いた何かに原因があるのではないだろうか?
新しく買った家具なのか?
最近買った飲食物に原因はないだろうか?
そして気がつくのである!
それは巳碧のどんより曇った気持ちを一瞬で雲一つない晴天にしたと言っても過言ではない程の確信があった!
そうだ!
原因はこれだ!!!!
最近買った眼鏡の度があってなかったのである。
[[[よし、明日仕事前にレンズを買い直そう!]]]
巳碧は心の中で固く誓い、スッキリした気持ちで眠りにつくのであった。